MonoSki GA!GA!GA!
Japanese MonoSki scene
どうやって滑るのか?
その2
モノスキーは見た目ほど難しくない。実はかなり簡単である。
したがって、私はこんなページを作ることを非常に面倒くさく思う。
だから長い間放ったらかしになっていたのだ。
しかしながら、モノスキーの滑り方を教えて欲しいと望む声も確かに存在する。
日本人は何かを与えられ、それに従うことを好む。教本が無く、練習法が分らないと不安なのだ。
スキー技術もそうである。
私はそんなリクエストに応え、迷える日本人のためにヨロコンデ...このページを書く。したがってかなり手抜きだ。
ま、そういう私も日本人であるが。。。
このページは次の項目より構成される。
- 履いてみる
- 歩いてみる
- 登ってみる
- リフトに乗ってみる
- まっすぐ滑ってみる
- 斜めに滑ってみる
- 曲ってみる(小まわり)
- 曲ってみる(大まわり)
- コブを滑ってみる
- 深雪を滑ってみる
- クラストを滑ってみる
- ジャンプしてみる
1. 履いてみる
山側の足から履く。脱ぐ時は谷側の足からだ。
これは非常に重要なことだ。この順番を間違うと斜面では立っていられない。
理由は、、、省略。現地で逆にやってみれば分る。
平らな場所ではどちらの足からでも良い。
2. 歩いてみる
履いたら移動である。
平らな場所、あるいは短い距離であれば両足を着けたまま杖で押して進めば良い。
上り坂、あるいは長い距離を移動する時は、片足を外して歩いた方が良い。この場合、外す足は谷側の足だ。これは非常に重要なことだ。理由は省略。リフト乗り場が斜めになっている場合などはどちらの足を外すか良く考えよう。
3. 登ってみる
急な斜面を登る時は片足を外す。外すのは谷側の足だ。これは非常に重要なことだ。理由は省略。2枚板の階段登行(横歩き、カニさん歩き)の要領で登れば良い。板が着いているのは上の足(山側の足)、下の足(谷側の足)はブーツだけだ。
4. リフトに乗ってみる
リフトに乗る時は両足を着けたまま乗る。リフト乗り場までは片足を外して歩いても良いが、自分の番の2つぐらい前になったら両足をはめよう。そしてそのまま足をそろえて行儀よく座ればよい。降りる時はそのまま直滑降だ。
もし片足だと、リフトから降りる時困るよ。
5. まっすぐ滑ってみる
普通のスキーと同じである。足首、膝を適度に曲げ真っ直ぐ滑ろう。
6. 斜めに滑ってみる
斜滑降。斜めに移動する、など。
普通のスキーと同じである。山側のエッヂに乗って滑ろう。ピンテール型ではテールがずれて下に落されやすいが、パラボリック型ではすこし楽である。普通のスキーと違い、腰での外向が作れず腰が回った状態にあるため、下にずり落ちやすいのが難しいところだ。谷足、または谷腰を釣り上げるような感じで滑ると良いかもしれない。
7. 曲ってみる(小回り)
念力でも超能力でも何でも良いので曲ってみよう。ジャンプ、テールジャンプで方向を変えるなんて手もある。ちょっと専門用語を使うと、伸身系、屈身系どちらもありだ。普通のスキーと同じである。外足荷重の意識のままで良いだろう。意外か?でもそうなのだ。外足荷重なのだ、イメージ的には。外足の太ももを絞る感じ、なんて表現はどうだろうか。
8. 曲ってみる(大回り)
エッヂに乗って大回りのターンをするのは難しい。特にピンテール型では。
ここで私は2つのメソッドを提案しよう。1つは "外足荷重" であり、もう1つは "外足釣り上げ" である。
"外足荷重"
実際に外足に荷重はできないが、普通のスキーと同じように外足荷重のイメージで滑る。
外足の親指の付け根あたりに体重を掛け、太ももを内側に絞り込むような感じで滑るのだ。
"外足釣り上げ"
内足に荷重し、外足、あるいは外腰を上に引き上げるようにして滑る。
友人のモノスキーヤーに聞いてみると、外足荷重派、内足荷重派、両足荷重派の3つに分かれる。実際は状況に応じて使い分けていると思われる。
9. コブを滑ってみる
普通のスキーと同じである。状況に合わせ、好きに滑ろう。
10. 深雪を滑ってみる
普通のスキーと同じである。状況に合わせ、好きに滑ろう。
水泳の "飛び板飛込み" の板の上で "びよ〜んびよ〜ん"としている感じ、なんてのはどうだろうか。普通のスキーより断然浮きが良く、足もバラけないので簡単である。
11. クラストを滑ってみる
こんなこと聞く奴いるかね?普通のスキーと同じだ。好きに滑れ。
12. ジャンプしてみる
普通のスキーと同じである。但し着地のバランスを取るのは普通のスキーより難しい。当然であるが、スプレットイーグルやダフィはできない。
モノスキーは総じて普通のスキーより膝に優しいが、ジャンプの着地だけは別である。
滑走面全体で着地できれば良いが、片方のエッヂだけで着地するような状態になった場合、
着地側の脚の前十字靭帯、内側側副靭帯、半月板を損傷する恐れがあるので注意が必要だ。
(C)2000-2002 Pei
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